honzou zusetsu : suisan - nekozame
欲しかった高木春山の「本草図説」の動物・水産の2冊が届いた。
子供の頃のようなワクワク感いっぱいで本を開いて見入ってしまう。
なんという描写力、、、
高木春山は江戸時代の御家人で本草(薬学)家だが、
本草図説はその春山が20年以上の歳月をかけて制作した195巻の彩色画。
その創造力は、現代の情報煩雑として溢れ埋もれたものたちとは比べものにならない。
............
創造の種。
既知の風土のなかに生まれたなじみの動植物や、
既知の文化の手つきによって作られたもの以外の、
なにか異様な感覚を呼び覚ます未知のものたちが、
未知の世界からやって来ること。
このような驚くべき体験が、創造の種にならないわけはない。
.............
本草図説
画・高木春山
posted by tomo | date: December 6, 2006 10:50 PM